everything-claude-code とは?
Claude Code を本気で強化するリポジトリの全貌
38 のエージェント・156 のスキル・自己学習・セキュリティスキャンを一括導入できる、Claude Code 最強の設定集
対象読者: Claude Code を日常的に使っている開発者・エンジニアで、「もっと便利に使いたい」「毎回同じ設定を繰り返している」「プロジェクトごとにコンフィグを作るのが面倒」と感じている方。Claude Code の基本操作(スラッシュコマンド・CLAUDE.md)は知っている前提で進めます。
everything-claude-code とは
everything-claude-code(以下 ECC)は、Anthropic 主催ハッカソンで優勝した経歴を持つ Affaan Mustafa が開発した、Claude Code 用の設定・エージェント・スキル集です。2025年9月の「Anthropic × Forum Ventures NYC ハッカソン」で Claude Code だけで zenith.chat を 8 時間で構築した際の設定が原点で、10ヶ月以上の実開発を経て公開されました。
一言で言えば、「10ヶ月以上の実開発で積み上げたベストプラクティスを、インストール一発で丸ごと使えるようにしたパッケージ」です。GitHub での公開後わずか9日で 31.9K スターを獲得し、2026年4月時点で 100K スターを突破しています。
Claude Code だけでなく、Cursor・Codex・OpenCode・Gemini CLI にも対応しており、ツールをまたいで同一の設定を使い回せる点も特徴です。
5つの主要機能
Instinct システム(自己学習)
セッションをフックで監視し、成功パターンを「インスティンクト」として自動抽出。信頼スコア付きで蓄積され、やがてスキル・コマンド・エージェントに昇格する。プロジェクト間の汚染を防ぐプロジェクトスコープにも対応。
38 の専門エージェント
コードレビュー・プロジェクト計画・マルチエージェント並列実行・オンボーディングツアー生成など、用途ごとに特化したサブエージェントが揃っている。DevFleet エージェントは複数の独立ワークツリーで並列実行を管理する。
AgentShield(セキュリティスキャン)
CLAUDE.md・settings.json・MCP 設定・フック・エージェント定義を5カテゴリでスキャン。シークレット検知(14パターン)・権限監査・フックインジェクション検知・MCP サーバーリスクプロファイリングを1282 テストで網羅。
メモリ・コンテキスト管理
セッション開始・終了フックでコンテキストを自動保存・復元。複数セッションにまたがる作業でも、前回どこまでやったかを Claude が把握した状態で再開できる。
156 のスキルと RULES.md
言語・フレームワーク別のベストプラクティスをスキルとして定義。RULES.md には「常に従うべきガイドライン」が集約されており、プロジェクトごとに参照させることで一貫した出力品質を維持できる。
12 言語エコシステム対応
Python・TypeScript・Go・Rust・Java・Kotlin・C++・C#・Flutter・PyTorch・Nuxt 4・Perl に特化したルール・エージェント・スキルを収録。言語ごとのイディオムや安全パターンを Claude に覚えさせる。
インストール方法
方法① プラグインマーケットプレイス(最速・推奨)
Claude Code のプラグイン機能を使う方法です。コマンド2行で完結します。
# プラグインマーケットプレイスを追加
/plugin marketplace add affaan-m/everything-claude-code
# プラグインをインストール
/plugin install ecc@ecc
方法② 手動クローン(カスタマイズしたい場合)
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リポジトリをクローン
任意の場所に clone する。設定ファイル群を手元に置いて編集できる
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エージェント・ルール・コマンド・スキルをコピー
.agents/・RULES.md・commands/・skills/を~/.claude/または プロジェクトの.claude/に配置する -
フックを settings.json に追記
hooks/hooks.jsonの内容を~/.claude/settings.jsonのhooksセクションにマージする。Instinct システムやメモリ機能はフック経由で動作する
git clone https://github.com/affaan-m/everything-claude-code
cd everything-claude-code
# グローバルに適用する場合
cp -r .agents/ ~/.claude/
cp RULES.md ~/.claude/
cp -r commands/ ~/.claude/commands/
cp -r skills/ ~/.claude/skills/
グローバル vs プロジェクトローカル: ~/.claude/ に置くと全プロジェクトで使えます。特定プロジェクトだけに適用したい場合はプロジェクトルートの .claude/ に置きましょう。チーム共有する場合はリポジトリに .claude/ をコミットする方法が一般的です。
代表的なコマンドと使い方
インストール後に使えるようになる主なスラッシュコマンドの例です。
Instinct システムの実際の流れ
ECC の最もユニークな機能が Instinct(インスティンクト)システムです。具体的にどう動くかを説明します。
# 1. あなたが Claude Code でコーディングする(普通に使うだけ)
「この API のエラーハンドリングを修正して」
# 2. セッション終了時、フックが自動でセッションを分析
# → 「try-except を使ってログ出力を必ず残すパターンを発見」
# → instinct として保存(信頼スコア: 0.6)
# 3. 同じパターンが繰り返されるたびにスコアが上昇
# → スコアが閾値を超えると自動的にスキルに昇格
# 4. 次のセッションから Claude が自動的にそのパターンを適用する
どんな人に向いているか
Claude Code を毎日使っている開発者
複数プロジェクトで同じ設定を使い回したい人
チームで Claude Code の使い方を統一したい人
複数の AI エージェントツール(Cursor・Codex)も使っている人
セキュリティ設定の見直しをしたい人
Claude Code を使い始めたばかりの初心者
(スキル・エージェント・フックの概念を先に理解してから導入推奨)
シンプルな設定で十分と感じている人
全機能を使わないのにインストールして設定が複雑になるリスクがある
導入前の確認事項: ECC は大量のエージェント・スキル・フックをまとめて導入します。既存の ~/.claude/settings.json や CLAUDE.md がある場合は、バックアップを取ってから導入してください。フックの設定が既存のものと競合する可能性があります。
awesome-claude-code との違い
「everything」の他に、よく名前が出る awesome-claude-code(hesreallyhim 作)との違いも整理しておきます。
- everything-claude-code — すぐ使える完成品のパッケージ。エージェント・スキル・フック・ルールが一式入っており、インストールして動かすもの
- awesome-claude-code — 優れたリソースへのリンク集(Awesome リスト)。何が存在するかを知りたいときに参照するもの。ECC もここにリストされている
目的が違うため、両方を使い分けるのが理想的です。まず awesome-claude-code でエコシステムを把握し、ECC を入れて実際の開発に使う、という流れが自然です。
まとめ
- everything-claude-code は Anthropic ハッカソン優勝者が 10ヶ月の実開発で積み上げた Claude Code 設定集。GitHub 100K スター達成済み
- 38 エージェント・156 スキル・72 コマンドが一括導入でき、Claude Code / Cursor / Codex / OpenCode で共通利用できる
- 最大の特徴は Instinct システム。セッションから成功パターンを自動学習し、信頼スコアが上がるとスキルに昇格する自己進化型の仕組み
- AgentShield のセキュリティスキャンにより、CLAUDE.md・MCP 設定・フックの脆弱性を自動検出できる
- インストールはプラグインマーケットプレイス経由が最速(コマンド2行)。カスタマイズしたい場合は手動クローンが推奨
- 初心者よりも「Claude Code を毎日使っている開発者」や「チーム導入を考えている人」にこそ本領を発揮するツール

