Claude Opus 4.7 完全解説|コンテキスト100万トークン・SWE-bench 87.6%・Breaking Changes まとめ

Claude Opus 4.7のリリースを象徴する紫色のニューラルネットワークビジュアル AIツール
NEW MODEL 2026年4月16日リリース

Claude Opus 4.7 完全解説
コンテキスト 100万トークン・SWE-bench 87.6%

Anthropic の最新フラッグシップモデルが登場。コーディング精度・ビジョン・長文処理の3つが大幅強化されました

この記事で分かること: Opus 4.7 の新機能・ベンチマーク・Opus 4.6 との違い・移行時の注意点(Breaking Changes)・Claude Mythos との関係。API 利用者・Claude Code ユーザーどちらにも役立つ情報を網羅します。

1M
コンテキストウィンドウ
▲ Opus 4.6 の 5 倍
87.6%
SWE-bench Verified
▲ +6.8pt vs Opus 4.6
+13%
コーディングベンチ
93 タスク総合
3.75MP
ビジョン最大解像度
▲ 3 倍超(旧: 1.15MP)
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Opus 4.6 との比較:何が変わったか

項目 Opus 4.6(旧) Opus 4.7(新)
コンテキストウィンドウ 200,000 トークン 1,000,000 トークン(5 倍)
最大出力トークン 128,000 トークン 128,000 トークン(同一)
ビジョン最大解像度 1,568px / 1.15MP 2,576px / 3.75MP(3 倍超)
SWE-bench Verified 約 80.8% 87.6%(+6.8pt)
93 タスクコーディング ベースライン +13%
Effort 最高レベル high xhigh 追加
タスクバジェット なし あり(ベータ)
座標系(ビジョン) スケール変換が必要 実ピクセルと 1:1 対応
API 料金 入力 $5 / 出力 $25(/MTok) 入力 $5 / 出力 $25(同一)
Extended Thinking budget_tokens で制御 Adaptive Thinking に移行(デフォルト OFF)

ベンチマーク詳細

主要ベンチマークでの Opus 4.7 スコアです。特にコーディング・エージェント系で大幅な向上が見られます。

SWE-bench Verified
87.6%
GPQA Diamond
94.2%
BrowseComp(エージェント)
79.3%
OS-World Verified
78.0%
Terminal-Bench 2.0
69.4%
CharXiv(ビジョン)
91.0%
HLE(ハーネスなし)
46.9%

出典:BenchLM.ai / Anthropic 公式。グレーのバーは Opus 4.6 の SWE-bench スコア(約 80.8%)を示す。

主要な新機能・強化点

📄 コンテキスト 100 万トークン

最大の目玉

コンテキストウィンドウが 200K → 1M トークン(5 倍)に拡張。大規模なコードベース・長い PDF ドキュメント・複数ファイルの同時参照が一度のセッションで完結するようになりました。追加料金なし。

🖼️ 高解像度ビジョン

3 倍超の向上

最大解像度が 1,568px/1.15MP → 2,576px/3.75MP に向上。座標が実ピクセルと 1:1 で対応するため、UI 自動化・スクリーンショット解析・図面読み取りの精度が大幅に改善。

⚡ xhigh Effort レベル

新パラメータ

コーディング・エージェント用途向けに新しい最高努力レベル xhigh が追加。従来の high より深い推論と長時間タスクに対応。重い処理が必要なときのみ指定してコストを管理。

🎯 タスクバジェット(ベータ)

新機能

エージェントループ全体のトークン目標を設定できる機能。「このタスクは最大 X トークンで終わらせる」という指定が可能になり、長期実行エージェントのコスト管理が容易になります。

📊 ドキュメント処理の強化

精度向上

.docx の赤線(変更追跡)・.pptx の編集・チャートや図表の分析精度が向上。ファイルシステムベースのメモリ活用も大幅改善。エンタープライズ向けドキュメント作業に有効。

🧠 Adaptive Thinking

仕様変更あり

Extended Thinking が Adaptive Thinking に移行。デフォルトは OFF(旧 Extended Thinking と挙動が変わります)。また、thinking content はデフォルトでレスポンスから省略されレイテンシが改善。

⚠️ 移行時の注意点(Breaking Changes)

Opus 4.6 から Opus 4.7 に切り替える際、API の挙動が変わる箇所があります。既存のコードは必ず確認してください。

temperature / top_p / top_k の非デフォルト値が 400 エラーに

temperaturetop_ptop_k をデフォルト以外の値に設定すると 400 エラーが返るようになりました。Adaptive Thinking を使用する場合、これらのパラメータはデフォルト値のまま使用してください。

Extended Thinking の budget_tokens パラメータが廃止

budget_tokens による思考トークン上限の指定が廃止されました。代わりに Adaptive Thinking を有効化し、xhigh 等の effort レベルで制御する方式に移行します。既存コードを確認して対応が必要です。

新トークナイザーによるトークン数の増加

Opus 4.7 は新しいトークナイザーを採用しており、同じテキストでもトークン数が最大 35% 増加する場合があります。コスト試算やコンテキスト管理のコードは再検証が必要です。ただし、1M コンテキストの恩恵でほとんどのケースでは問題になりません。

Python — Opus 4.7 の基本的な呼び出し方
# モデル ID
model = "claude-opus-4-7"

# Adaptive Thinking を有効にする場合(デフォルト OFF に注意)
response = client.messages.create(
    model=model,
    max_tokens=16000,
    thinking={
        "type": "enabled",
        "effort": "xhigh"  # 新: xhigh レベル(コーディング向け)
    },
    messages=[{"role": "user", "content": prompt}]
)

# budget_tokens は廃止。effort レベルで制御する
# temperature / top_p / top_k は Adaptive Thinking 使用時はデフォルト値のみ

Claude Mythos Preview との関係

🔒 Claude Mythos Preview — 招待制の研究モデル

Anthropic は Opus 4.7 と同時期に Claude Mythos Preview の存在を明らかにしました。Mythos は Opus 4.7 よりさらに高い能力を持つとされる最先端モデルですが、現時点では Project Glasswing パートナーのみに招待制で提供されています。

用途は防御的サイバーセキュリティワークフローの研究に限定されており、セルフサービスでの申し込みはできません。Opus 4.7 は Mythos の一般公開前の安全性テストベッドとしての役割も担っています。

一般開発者・企業が使える 最高性能モデルは Opus 4.7 です。

利用できるプラットフォームと料金

プラットフォーム 状況 入力料金 出力料金
Anthropic API 一般提供済み $5 / MTok $25 / MTok
Amazon Bedrock リサーチプレビュー 要確認 要確認
Google Cloud Vertex AI 提供済み $5 / MTok $25 / MTok
Microsoft Foundry 新規追加・提供済み $5 / MTok $25 / MTok
Snowflake Cortex AI 提供済み 要確認 要確認
Claude.ai(全プラン) 提供済み(Free 含む) サブスクリプション料金に含む

料金は Opus 4.6 と同一: API 料金は入力 $5 / 出力 $25(/100 万トークン)で変わりません。コンテキスト 1M トークン分の追加料金もないため、長文処理のコスト効率が大幅に向上しています。ただし新トークナイザーにより同一テキストのトークン数が最大 35% 増加する点は注意が必要です。

Claude Code ユーザーへの影響

Claude Code で Opus 4.7 を使う場合の実務的なポイントをまとめます。

  • モデル切り替え: セッション内で /model claude-opus-4-7 と入力するか、設定で "model": "claude-opus-4-7" を指定
  • 大規模コードベース: 1M コンテキストにより、大きなプロジェクト全体を一度に参照した分析・リファクタリングが現実的に
  • コスト注意: 新トークナイザーで同じコードでもトークン数が増える可能性。ccusage で実際のコストを確認することを推奨
  • Adaptive Thinking: Claude Code では /effort xhigh コマンドで難しいコーディング問題に新レベルを適用できます

まとめ

  • Claude Opus 4.7 は 2026年4月16日リリース。Anthropic の一般公開モデルとして最高性能
  • 最大の変化はコンテキスト 1M トークン(5 倍)ビジョン解像度 3 倍超。コーディング精度も SWE-bench で 87.6%(+6.8pt)と向上
  • API 料金は Opus 4.6 と同一(入力 $5 / 出力 $25)。ただし新トークナイザーで同テキストのトークン数が最大 35% 増加する点に注意
  • Breaking Changes あり: temperature 等の非デフォルト値が 400 エラーに、budget_tokens 廃止。既存コードの確認が必要
  • Adaptive Thinking はデフォルト OFF(旧 Extended Thinking から仕様変更)。新 xhigh effort レベルも追加
  • Claude Mythos Preview はさらに高性能な招待制モデルだが、一般公開はまだ。現時点での最高選択肢は Opus 4.7
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