Claude Codeの「Usage credits required for 1M context」エラー原因と対処法|Proプランで突然課金要求が出る問題
Proプランで普通に使っていたのに、突然「Usage credits required for 1M context」でブロックされる——2026年5月以降多発しているこのエラーの原因と対処法を、実体験つきで解説します。
Claude Codeで作業中、突然次のようなエラーが出て先に進めなくなることがあります。
API Error: Usage credits required for 1M context · turn on usage
credits at claude.ai/settings/usage, or use --model to switch to
standard context
# バージョンによってはこの表記
Error: Error during compaction: API Error: Usage credits required
for 1M context · run /usage-credits to turn them on, or /model to
switch to standard context「Proプランの利用枠はまだ残っているのに、なぜ課金を要求されるのか?」——この記事では、エラーの正体(プラン枠と1Mコンテキストの関係)、症状別の対処法、そして手元では直せないケースの見分け方まで解説します。筆者自身も/compact実行時にこのエラーに遭遇しており、その実体験も含めています。
前提:本記事は2026年6月12日時点の情報(Claude Code v2.1.170での確認とGitHub Issueの報告)をもとにしています。この問題はAnthropicが認識している既知の不具合を含み、今後のアップデートで挙動が変わる可能性があります。
症状:Proプランなのに突然「Usage credits required」でブロックされる
報告されている症状は大きく2パターンあります。
| パターン | 症状 | 深刻度 |
|---|---|---|
| A:起動時・プロンプト送信時 | セッション開始直後からすべてのプロンプトがこのエラーでブロックされる | 重度(作業不能) |
| B:/compact・自動圧縮時 | 会話が長くなりコンテキスト圧縮(compaction)が走った瞬間にエラー。以降セッションが使えなくなる | 中度(復旧可能) |
共通しているのは、プランの利用枠(セッション・週間制限)はまだ十分残っているのに発生することです。GitHubには「使用率17%でブロックされた」「枠は8割残っている」という報告が複数あり、利用しすぎが原因ではありません。
原因:デフォルトモデルが「1Mコンテキスト版」に変わったため
このエラーの正体は、課金トラブルではなくモデル選択の問題です。仕組みを整理します。
- Claudeの主要モデルには「標準コンテキスト版(200K)」と「1Mコンテキスト版」があります。Claude Codeのモデル選択画面では1M版に
[1m]という表記が付きます - Pro / Maxプランの定額枠で使えるのは標準版です。1M版を使うには「Usage Credits」(従量課金の事前購入クレジット)を有効にする必要があります
- ところが2026年5月頃のアップデートで、Claude Codeのデフォルトモデルが予告なく1M版に変更されました。これにより、何も設定を変えていないProユーザーが突然「1Mにはクレジットが必要」と言われる状況が発生しています
さらに厄介なのがパターンBです。GitHub Issue #63896によると、会話の圧縮処理(compaction)は、会話本体でどのモデルを使っているかに関係なく、独立して1Mコンテキストモデルを選択してしまうことが報告されています。つまり「標準モデルで作業していたのに、圧縮の瞬間だけ1Mが要求されてエラーになる」という理不尽な挙動です。
安心材料:このエラーが出ても勝手に課金されることはありません。Usage Creditsを自分で有効にしない限り、リクエストがブロックされるだけです。
対処法①:/modelで標準コンテキスト版に切り替える(基本)
まず試すべき基本の対処です。
- Claude Codeのプロンプトで
/modelを実行 - モデル一覧で、
[1m]表記が付いていない標準版を選択(例:「Sonnet 4.6」。「Sonnet 4.6 [1m]」ではない方) - 新しいセッションを開始する(またはそのまま続行して動作確認)
起動オプションで指定する場合は--modelフラグを使います。
# 標準コンテキストのモデルを明示して起動
claude --model claude-sonnet-4-6標準版でもコンテキストは200Kトークンあり、通常の開発作業にはまず困りません。むしろ毎ターン巨大なコンテキストを引き回す1M版より、レスポンスもコスト効率も良いことが多いです。
対処法②:Usage Creditsを有効にして1Mを使う
巨大なコードベースの解析など、本当に1Mコンテキストが必要な場合の正攻法です。
claude.ai/settings/usage(設定 → 使用量)を開く- Usage Credits(使用量クレジット)を有効化し、クレジットを購入する
- Claude Codeに戻って1M版モデルを選択する
コストに注意:Usage Creditsは定額プランの「外側」の従量課金です。1Mコンテキストをフル活用する長時間セッションでは、キャッシュ読み込みだけでも相応のコストが発生します。「エラーを消すため」だけに有効化するのはおすすめしません。標準版で足りるなら対処法①が正解です。
対処法③:/compactでエラーが出た場合は/clearで復旧(実体験)
筆者も長時間のセッション中、/compact実行時にこのエラーに遭遇しました。そのときの実際の表示がこれです。
> /compact
Error: Error during compaction: API Error: Usage credits required
for 1M context · run /usage-credits to turn them on, or /model to
switch to standard contextこのパターンの対処は次のとおりです。
- すぐ復旧したい:
/clearを実行すると会話履歴がリセットされ、セッションは即座に使えるようになります(履歴は消えるので、必要な情報は先にメモしておく) - 履歴を保ちたい:
/modelで1M版([1m]付き)に切り替えられるプランなら、切り替えてから続行する手もあります。筆者の場合はFable 5 [1m]に切り替えることで作業を継続できました - 予防:長くなりそうな作業は、区切りのよいところでこまめに
/clearして新しいタスクとして始めると、compaction自体を避けられます
対処法が効かない「起動時ブロック型」もある(既知の不具合)
注意すべきなのは、ユーザー側の対処がすべて無効なケースが報告されていることです。GitHub Issue #64398では、次のすべてを試しても解消しなかったと報告されています。
~/.claude/settings.jsonへのCLAUDE_CODE_DISABLE_1M_CONTEXT=1設定 → 効かず- シェル環境変数としての設定 → 効かず
--modelフラグでの標準モデル指定 → 効かず- ターミナル・Claude Codeの再起動 → 効かず
原因は、エラーがモデル指定や環境変数の評価より前(認証レベル)で発生するためとされています。このタイプに当たってしまった場合、手元でできることは限られます。
claude updateでClaude Codeを最新版に更新する(修正が入っている可能性)- GitHubの関連Issue(#64398等)を購読して修正リリースを待つ
- 急ぎの作業がある場合は、一時的にUsage Creditsを有効化してしのぐ(コスト注意)
該当Issueは「duplicate(重複)」としてクローズされており、Anthropicは問題を認識しています。同根のIssueが#62063・#63060・#63896など多数まとめられていることから、修正は本体側で行われる見込みです。
よくある質問(FAQ)
Q. エラーが出た時点で課金されていますか?
いいえ。Usage Creditsを自分で有効化しない限り課金は発生しません。エラーはリクエストがブロックされたことを示しているだけです。
Q. Maxプランなら出ませんか?
Maxプランでも1Mコンテキスト版の扱いはプラン条件によります。エラーが出た場合の対処は同じで、[1m]なしの標準版に切り替えるのが基本です。
Q. 今使っているモデルが1M版かどうかはどこで確認できますか?
/modelを実行すると現在のモデルと選択肢が表示されます。1M版にはモデル名に[1m]が付きます。/statusや/contextでも現在の状態を確認できます。
Q. 標準版(200K)にして困ることはありませんか?
通常の開発作業ではほぼ困りません。200Kは文庫本150冊分程度のテキスト量に相当します。コンテキストが足りなくなったら、こまめに/clearでタスクを区切る運用の方が、コスト面でも応答品質面でも有利なことが多いです。
まとめ:慌ててクレジットを買う前に/modelを確認
「Usage credits required for 1M context」エラーの要点を整理します。
- 原因はデフォルトモデルが1Mコンテキスト版に変わったこと。利用枠の使いすぎでも故障でもない
- 基本対処は
/modelで[1m]なしの標準版に切り替える /compact時のエラーは/clearで即復旧できる- 環境変数も
--modelも効かない起動時ブロック型は既知の不具合。claude updateと修正リリース待ちが現実解 - 勝手に課金されることはないので、慌ててUsage Creditsを買う必要はない
Claude Codeのトラブルでは、ほかにも起動しない問題の対処法やAuto-update failedの対処法もまとめています。設定ファイルの基本はsettings.json完全ガイドをどうぞ。
参考リンク
- GitHub: [BUG] Pro plan blocked by “Usage credits required for 1M context” — no workaround works (#64398)
- GitHub: [BUG] Error during compaction: Usage credits required for 1M context (#63896)
- GitHub: [BUG] Claude Code defaults to 1M context on fresh session (#62063)
本記事の内容は2026年6月12日時点の情報をもとにしています。本件はAnthropicが認識している不具合を含むため、最新のClaude Codeアップデートで挙動が変わる可能性があります。


