Claude Codeのバックグラウンドエージェント(claude agents)完全ガイド【2026年7月】

複数のロボットがそれぞれ独立したカードの中で作業し、緑のチェックマークが付いているイメージ
機能解説

Claude Codeのバックグラウンドエージェント
(claude agents)完全ガイド

複数タスクを投げっぱなしにして、完了したものから下書きPRとして受け取る。新しい並行作業スタイルを解説します。

Claude Codeには、claude agentsコマンドで開くAgent View(バックグラウンドエージェント管理画面)という機能があります。複数の独立したタスクを一つの画面から一括ディスパッチ・監視でき、v2.1.198からは作業完了時に下書きPRを自動作成するようになりました。「投げて、放置して、緑になったPRだけ見る」という働き方ができます。

研究プレビュー機能です

Agent Viewはリサーチプレビュー段階の機能で、Claude Code v2.1.139以降が必要です。インターフェースやキーボードショートカットは今後変更される可能性があります。

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サブエージェントとの違い

「サブエージェント」と混同しやすいですが、別の概念です。

サブエージェントバックグラウンドエージェント(Agent View)
実行単位1つのセッション内の作業委任独立した複数のフルセッション
表示メイン会話のパネルに一覧専用の管理画面(claude agents)に一覧
会話履歴メインセッションに紐づくそれぞれ独立した会話

基本の使い方

STEP 1:Agent Viewを開く

claude agents

下部に入力欄、上部にセッション一覧が表示されます。Escでいつでもシェルに戻れます。

STEP 2:タスクをディスパッチする

入力欄にプロンプトを書いてEnterを押すと、新しいバックグラウンドセッションが起動し、1行としてリストに追加されます。続けて別のプロンプトを入力すれば、2つ目のセッションが並行して起動します。

STEP 3:状況を確認する

矢印キーで行を選び、Spaceで「覗き見パネル」を開くと、フルの会話履歴を開かずに最新の状況(作業中の内容、待っている質問)を確認できます。返信もそのまま送信可能です。

STEP 4:必要な時だけ入り込む

Enterまたはでセッションにアタッチすると、フルの対話セッションとして操作できます。空の入力欄でを押せば、いつでもAgent Viewの一覧画面に戻れます(デタッチしてもセッションは止まりません)。

セッションの状態

状態意味
WorkingClaudeが作業中(ツール実行・応答生成)
Needs input質問または権限確認の返答待ち
Idle次の指示待ちで、特にやることがない状態
Completedタスクが正常に完了
Failedエラーで終了
StoppedCtrl+Xclaude stopで停止された

目玉機能:作業完了時の自動PR作成

v2.1.198以降、コード変更をワークツリーで隔離したバックグラウンドセッションは、作業完了時に自動でコミット・ブランチのプッシュ・下書きPRの作成まで行い、確認を求めることなく実行します。PRが開かれると、行の右端に#1234のようなラベルが表示されます。

安全のための制約

この自動化には明確な歯止めがあります。mainやmasterに直接プッシュすることは一切なく、force pushやマージも行いません。「PRを開かないで」と伝えていた場合や、リポジトリにリモートが設定されていない場合はPR作成自体がスキップされます。

PRラベルの色分け

意味
黄色チェック待ち・レビュー待ち、またはチェック失敗
チェック通過、レビューのブロックなし
マージ済み
灰色下書きまたはクローズ済み

多くのタスクでは、このPR番号が緑になったタイミングでレビュー・マージすればいいという運用になります。

ファイル編集はワークツリーで自動隔離

バックグラウンドセッションがファイルを編集する前、Claude Codeは自動的に.claude/worktrees/配下の独立したgitワークツリーへ移動します。これにより、並行して動く複数のセッションが同じチェックアウトを読みつつ、それぞれ別の場所に書き込めるようになっています。

この隔離を無効にしたい場合は、プロジェクト設定で明示的にオフにできます。

.claude/settings.json

{
  "worktree": {
    "bgIsolation": "none"
  }
}

シェルからの操作

Agent Viewを開かなくても、シェルから個別セッションを管理できます。

コマンド用途
claude --bg "<prompt>"バックグラウンドで即座に開始
claude attach <id>そのターミナルでセッションにアタッチ
claude logs <id>最近の出力を表示
claude stop <id>セッションを停止
claude respawn <id>会話を保持したまま再起動
claude rm <id>一覧からセッションを削除

既存セッションをバックグラウンドに送る

/background
# エイリアス: /bg
# 追加の指示を渡すことも可能
/bg run the test suite and fix any failures

コストへの影響

それぞれのセッションは独立してサブスクリプションの利用枠を消費します。複数タスクを同時にディスパッチする際は、この点を踏まえて数をコントロールしてください。完了後、アタッチされないまま約1時間放置されたセッションのプロセスは自動的に停止し、リソースが解放されます(会話自体は保持され、次にアクセスした時に再開します)。

関連する自動化スキル:/batch

似た仕組みを使った便利なバンドルスキルに/batchがあります。コードベース全体にまたがる大規模な変更を、5〜30個の独立した作業単位に分解し、それぞれを隔離されたワークツリー内のバックグラウンドサブエージェントに割り当てて、各単位ごとにPRを開かせることができます。

/batchの使用例

/batch migrate src/ from Solid to React

よくある質問

Q. バックグラウンドセッションを終了しても作業は止まりませんか?

A. 止まりません。やデタッチ操作、ターミナルを閉じる操作は、いずれもバックグラウンドセッションの停止を意味しません。明示的に止めたい場合は/stopコマンドまたはclaude stop <id>を使ってください。

Q. 自動で開かれたPRは自動でマージされますか?

A. されません。PR作成までは自動ですが、マージには人間の判断が必要です。マージ自体をClaudeが行うことはありません。

Q. 通知は来ますか?

A. Agent Viewを開いている間、ローカルのバックグラウンドセッションが入力待ちになった時・完了した時・失敗した時に、設定済みの通知チャネル経由で通知が送られます。

まとめ

本記事のポイント

  • claude agentsで開くAgent Viewは、独立した複数セッションを1画面から管理する機能
  • v2.1.198以降、作業完了時に自動でコミット・プッシュ・下書きPR作成まで行う
  • main/masterへの直接プッシュやforce push・マージは行わないという安全策あり
  • ファイル編集はgitワークツリーで自動隔離され、複数セッションが競合しない
  • 大規模な一括変更には、関連スキルの/batchも選択肢になる

「複数の独立したタスクを同時に進めたいが、逐一張り付いていられない」という場面にぴったりの機能です。まずは軽微なバグ修正や独立したリファクタリングタスクを2〜3個並行してディスパッチし、PRが緑になるのを待つ働き方から試してみてください。

※本記事の情報は2026年7月時点のものです。Agent Viewは研究プレビュー機能のため、仕様は変更される可能性があります。

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