迷惑SMS・フィッシングSMSが届いたときの対処|開いてしまった・入力してしまった場合の手順と相談先

迷惑SMS・フィッシングSMSの対処|開いた・入力した場合の手順と相談先のイメージ
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迷惑SMS・フィッシングSMSが届いたときの対処|開いてしまった・入力してしまった場合の手順と相談先

「お荷物を届けられません」「アカウントが停止されます」といったSMSのリンクを、思わず押してしまった。そんなときに、何から確認すればよいかを整理します。フィッシング対策協議会、警察、国民生活センターなど、公的・業界団体の案内で確認できた内容だけを使い、状況別(届いただけ/開いた/入力した)に手順をまとめました。

先に結論:状況で、やることが変わります

今の状況まずやること
届いただけ(リンクは開いていない)リンクを開かず、公式のアプリやサイトで確認。迷惑メッセージとして報告・ブロック
リンクを開いた(何も入力していない)個人情報を入力していなければ、被害の可能性は低い。アカウントのアクセス履歴を確認
IDやパスワードを入力したすぐに、公式のアプリ・サイトからパスワードを変更。アクセス履歴の確認、多要素認証やパスキーの設定
クレジットカード情報を入力したカード会社に連絡して利用を止め、必要なら再発行
お金が動いている・不正送金が進行中緊急時は110番。銀行などにも連絡

この表は、フィッシング対策協議会の「今すぐできるフィッシング対策」と、警察の案内をもとにしています。「急かされる画面」は、詐欺の可能性が高いと考えて、落ち着いて、順番に進めてください。

この記事で使った情報源

フィッシング対策協議会、神奈川県警察の注意喚起、NTTドコモの報告案内、日本データ通信協会(迷惑メール相談センター)、国民生活センター(消費者ホットライン188)、GoogleメッセージのヘルプなどのWebページです(2026年10月18日に確認)。窓口の電話番号や受付時間は変わることがあるため、各公式ページで最新の情報を確認してください。

届いただけのとき:やること・やらないこと

やらないこと

  • リンクを開かない。フィッシング対策協議会は、メールやSMSのリンクは開かないよう案内しています。
  • 書かれた電話番号に、かけない。日本データ通信協会(迷惑メール相談センター)は、偽メールに書かれたURLや電話番号に問い合わせたり、指示どおりに情報を入力したり、アプリをダウンロードしたりしないよう、強く呼びかけています。
  • 返信しない(「やめてください」と返すのも、相手に使われている番号だと知らせることになります)。

返信しないほうがよい理由について

これは、公的機関の資料で明記を確認できたものではなく、一般的な考え方です。公式の案内が確認できたのは、リンクを開かないこと、書かれた連絡先を使わないこと、です。

やること

  • 公式のアプリや公式サイトから確認する。検索結果やブックマークから、本当にそのサービスのサイトを開き、お知らせや配送状況を調べます。
  • SMSフィルターや迷惑メールフィルターが、働いているか確認する。(端末や、契約先の携帯会社の設定)
  • 報告・ブロックする。下の「報告先」を参照してください。

リンクを開いてしまったとき

フィッシング対策協議会の案内では、リンクを開いても、個人情報を入力していなければ、被害の可能性は低いとされています。そのうえで、次を確認します。

  1. アカウントのアクセス履歴を確認する。(そのSMSが装っていたサービスの、公式アプリ・公式サイトから)
  2. 不審なアクセスがあれば、パスワードを変更する。
  3. 警告が表示されても、従わない。表示の指示には従わず、ブラウザーを閉じます。
  4. 対応を急がせる表示は、疑う。慌てて操作させるのは、詐欺の典型的なやり方です。

アプリをインストールするよう求められたら

警察庁を装った偽SMSが、URLから偽アプリのダウンロードページに誘導する手口として、注意喚起されたことがあります(2022年10月)。SMSのリンクからは、アプリを入れないでください。アプリは、公式ストアで、アプリ名と提供元を確かめて入れます。すでに入れてしまった場合は、そのアプリを削除し、各都道府県警察の窓口か、警察総合相談電話(#9110)に相談してください。

IDやパスワード、カード情報を入力してしまったとき

フィッシング対策協議会の案内では、次の対応が挙げられています。状況に当てはまるものを、上から順に進めてください。

IDやパスワードを入力した

  1. すぐに、パスワードを変更する。SMSのリンクではなく、公式アプリか公式サイトから変更します。
  2. アクセス履歴を確認する。不審な記録があれば、サポートセンターに問い合わせます。
  3. ログインできなくなっていたら、パスワードをリセットし、サポートセンターに連絡します。
  4. 多要素認証やパスキーを設定する。(パスキーの設定方法はこちら)
  5. 要求していない認証コードが届いた場合は、パスワードを変更し、他のアカウントの設定も見直します。

同じパスワードを、他のサービスでも使っていたら

使い回していたサービスも、パスワードを変更してください。使い回しをなくす手段として、パスワードマネージャーがあります(比較記事はこちら)。

クレジットカード情報を入力した

カード会社に連絡して、利用を止め、必要ならカードを再発行してもらいます。連絡先は、カードの裏面に書かれた番号を使うのが確実です(SMSに書かれた番号は使わないでください)。

インターネットバンキングの情報を入力した

全国銀行協会の相談先に連絡するよう案内されています。あわせて、取引のある銀行にも、すぐ連絡してください。

スマホ決済・キャリア決済で、身に覚えのない利用があった

サポートセンターに連絡して決済機能を止め、返金・補償を申請します。

電話で情報を伝えてしまった

すぐに、そのサービスのサポートセンターへ連絡します。

不審な電話・番号に折り返しを求められたとき

SMSに「この番号に連絡してください」と書かれていたり、留守番電話に折り返しを求める音声が残っていたりする場合も、考え方は同じです。

  • 書かれた番号には、かけない。
  • 本物かどうか確かめたいときは、カードの裏面、公式サイト、契約書類など、自分で確認できる連絡先に、かけ直す。
  • 情報を伝えてしまったら、上の「電話で情報を伝えてしまった」の対応をする。

ここで確認できた公式の案内は、「書かれた番号に問い合わせない」(日本データ通信協会)と、「電話で情報を伝えてしまったらサポートセンターに連絡する」(フィッシング対策協議会)です。かけ直す先の選び方は、一般的な考え方として書いています。

報告先と相談先

窓口何をするところか
フィッシング対策協議会フィッシングと思われるメールやSMSの情報提供を受け付けています。
警察庁「フィッシング110番」フィッシングサイトや被害に関する情報を受け付けています(NTTドコモの案内による)。
警察総合相談電話(#9110)/最寄りの警察署相談窓口です。神奈川県警は、被害時の相談先としてこの番号を案内しています。緊急時や不正送金が進行中のときは、110番です。
消費者ホットライン(188)全国の消費生活相談窓口を案内します。通話料は、利用する電話会社のサービスによって違います。IP電話など、つながらない電話もあります。
迷惑メール相談センター(日本データ通信協会)違反メール・SMSの情報提供と、電話での相談を受け付けています。
契約している携帯会社たとえばNTTドコモは、迷惑SMS・+メッセージの報告フォームを用意しています。ほかの携帯会社の窓口は、各社のサポートページで確認してください。

Androidの「Googleメッセージ」で、報告・ブロックする手順

  1. Googleメッセージを開き、報告したい会話を長押しします。
  2. 「ブロック」→「迷惑メッセージを報告」→「OK」の順にタップします。

Googleによると、報告すると、その連絡先は迷惑メッセージとして扱われ、メッセージは「迷惑メッセージとブロック済み」フォルダに移ります。報告時には、送信者の電話番号や、直近10件のメッセージなどがGoogleに送られ、送信者には、報告されたことは伝わりません。ブロックだけして、報告しないこともできます。

iPhoneのメッセージの報告手順は、今回、公式ページで確認できていないため、書いていません。Appleのサポートページで、お使いのiOSのバージョンに合う手順を確認してください。

SNSで共有するときの注意

NTTドコモのページでは、フィッシング詐欺の情報をSNSで発信する場合、「#フィッシング詐欺」のハッシュタグを付けることが求められています。また、送信者の電話番号は、SNSに載せないよう案内されています。

これからの備え:被害を小さくする3つの習慣

  1. 通知のリンクではなく、公式アプリ・ブックマークから開く。「SMSが来たら、いったん自分で公式のサイトを開く」と決めておくだけで、大半は防げます。
  2. パスキーや多要素認証を、使えるサービスで設定する。パスワードを盗まれても、すぐには入られにくくなります。(パスキーの設定方法)
  3. パスワードの使い回しをやめる。パスワードマネージャーを使うと、サービスごとに違うパスワードを、無理なく持てます。(パスワードマネージャーの選び方)

手口が巧妙になっても、「見分ける」ことに頼るのではなく、仕組みで防ぐほうが確実です。考え方は、フィッシング・なりすまし詐欺の対策記事にまとめています。

よくある質問

Q. SMSのリンクを押しただけで、スマホが乗っ取られますか?

リンクを開いただけで、必ず被害に遭うとは限りません。フィッシング対策協議会の案内では、個人情報を入力していなければ、被害の可能性は低いとされています。ただし、偽アプリのインストールや、情報の入力につながる手口があるため、開いたら、アクセス履歴の確認まではしておくのが安心です。

Q. 本物か偽物か、判断がつかないときは?

判断しようとせず、SMSとは関係のない経路(公式アプリ、ブックマークした公式サイト、カードの裏面の番号)で確認してください。

Q. 家族が被害に遭ったかもしれません。

本人に責めずに、上の表の状況別の手順を、一緒に進めてください。迷ったら、#9110や188に相談できます。

まとめ

  • 届いただけなら、リンクを開かず、書かれた番号にもかけず、公式の経路で確認する
  • 開いてしまっても、入力していなければ被害の可能性は低い。アクセス履歴を確認する
  • 入力してしまったら、公式の経路でパスワードを変更。カード情報なら、カード会社へすぐ連絡
  • 報告・相談先は、フィッシング対策協議会、警察(#9110/110番)、188、迷惑メール相談センター、携帯会社
  • パスキー・多要素認証・パスワードの使い回し防止で、被害を小さくする

今日できる一歩として、「SMSのリンクは開かず、公式アプリから確認する」を、家族とも共有しておいてください。

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