GPT-6 Astraでブラウザ作業を自動化するときは、「どこを調べ、何をそろえ、どんな形で返してほしいか」を最初に決めると、結果を確認しやすくなります。
今回は、MacのBraveをAstraのComputer Useで操作し、Chrome・Firefox・Braveの公式サイトから情報を集めました。目標は、対応OSと特徴を、出典付きの比較表にすること。実際に開いたFAQや選択メニュー、確認できなかった項目も紹介します。
この記事でできること
公式ページを読む → 同じ項目で整理する → 出典を確認する → 自分の学習メモにする、という一連の作業を試せます。
確認日:2026年9月14日。Mac上のCodexデスクトップアプリとAstra、Computer Useで実施しました。各ブラウザの性能を測定したレビューではなく、情報収集の実践記録です。以下の依頼文は、実施した工程を読者向けにまとめ直した例です。
1. Astraでブラウザ作業を始める前の準備
Computer Useは、Astraがアプリの画面を読み、クリックや文字入力などを行うための機能です。OpenAIの公式ガイドでは、デスクトップアプリでComputer Useプラグインを設定し、Macでは画面収録とアクセシビリティの権限を確認する流れが案内されています。利用可能な環境や地域などは、OpenAI公式のComputer Useガイドで確認してください。
設定がまだなら、先にAstraでPCを操作するための導入・設定ガイドをご覧ください。この記事では、ブラウザを操作できる状態から進めます。
最初の題材は「公開サイト3件」に絞る
まずはログイン不要の公式サイトを3件選びます。今回は、次のページを出発点にしました。検索で候補を探す工程と、ブラウザで本文やメニューを確認する工程は分けて進めています。
比較項目は「デスクトップ対応OS」「モバイル対応OS」「公式が案内する特徴」「出典」「確認日」「不明点」に固定します。ブラウザを選ぶための網羅的な調査ではなく、同じ形式で情報を集める練習です。
なお、公開ページの要約だけならWeb検索やページ取得で済むこともあります。公式ガイドも、目的に合った専用プラグインがある場合はそちらの活用を案内しています。Computer Useを使う意味があるのは、今回のようにFAQや選択メニューなど、画面上の操作まで含めて確認したい場面です。
2. 情報収集から比較表までの依頼文と進め方
① 使うブラウザ・調査対象・完成形を指定する
「ブラウザを比較して」だけでは、何をもって完了とするのかが曖昧になります。最初に対象と表の列を伝えましょう。下の例はブラウザ名やURLを差し替えて使えます。
MacのBraveをComputer Useで操作してください。
新しい作業用タブを開き、次の公式ページ3件から情報を集めてください。

Google Chrome - Google の高速で安全なブラウザをダウンロード新しい Google Chrome で毎日をもっと快適に。Google の最先端技術を搭載し、さらにシンプル、安全、高速になった Chrome をダウンロードしてご活用ください。

Firefox: The fast, private browser that keeps you safeThe independent browser that has your back. Firefox blocks trackers, has a free built-in VPN, puts you in control of AI,...

進化したユーザーファーストのブラウザ | BraveBraveブラウザは、PC、Mac、モバイル端末で使用できる高速でプライベートかつ安全なWebブラウザです。今すぐダウンロードして、トラッキングソフトウェアのブロックによるデータとバッテリーを節約した、より高速な広告のないブラウジング体験を...
目的:各ブラウザの基本情報を比較表に整理すること。
表の列:名称、デスクトップ対応OS、モバイル対応OS、
公式が案内する特徴1つ、出典URL、確認日、未確認事項。
必要ならFAQを開き、同じ公式サイトの対応環境ページまで確認してください。
見つからない項目は「未確認」とし、記憶から補完しないでください。
ページの更新日が不明なら、確認日とは別に「更新日不明」と記録してください。
今回は読む作業と表の作成までです。インストールや設定変更は不要です。
最後に、実際に操作した箇所と未完了の項目を短く報告してください。「特徴1つ」と数を決めるのは、調査範囲を広げすぎないためです。また、デスクトップとモバイルを別列にすると、WindowsとiOSが一つの列に混ざったまま判断するのを避けられます。
② 本文だけで不足するときは、FAQや関連ページを開く
今回のChromeのトップページでは、Mac向けの案内が表示されました。そこで「私のOSでもChromeは使用できますか」というFAQを開くと、WindowsとMacについての説明が見つかりました。
ただし、この記載だけでは対応OSの全体像を確かめられません。フッターの「他のプラットフォーム」へ進み、OSの選択メニューを開いたところ、Mac・Windows・Linux・Android・iOSの選択肢を確認できました。出典:Chromeの他のプラットフォーム向けページ
このように、最初のページで見つからないことと、その製品が対応していないことは別です。追加確認を頼むなら、次のように不足している項目を限定します。
Chromeの対応OSだけ、公式の関連ページで補足確認してください。
すでに確認した他の項目は再調査せず、
どのページのどの表示から確認できたかを表に追記してください。
選択肢が見えることと、手元の端末で動作確認したことは区別してください。③ 比較表を作り、根拠のない断定を取り除く
情報が集まったら、表を整える工程に進みます。ここでの確認ポイントは、項目の抜けだけではありません。「公式がそう説明している」と「自分で性能を測った」を混ぜないことも大切です。
集めた情報を日本語の比較表にしてください。
各行に、その行の根拠となる公式ページのURLを付けてください。
公式の宣伝文句を、実測結果や他製品より優れている証拠として扱わないでください。
ページに記載がない機能は「非対応」ではなく「今回の調査では未確認」としてください。
表の後に、追加で確かめるべき点を3つ以内で挙げてください。3. 実際に作成したブラウザ比較表
実演で得られた情報を、以下の表に整理しました。対応OSは公式ページの案内・選択肢で確認したものです。OSの最低バージョンやCPUの条件までそろえた表ではありません。確認日は全行2026年9月14日です。
| ブラウザ | デスクトップ | モバイル | 公式が案内する特徴の例 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| Chrome | Windows・macOS・Linux | Android・iOS | タブをグループに分け、ラベルや色で整理できる。 | 公式トップ OS選択肢 |
| Firefox | Windows・macOS・Linux | Android・iOS | 広告トラッカーのブロック機能を標準で備える。 | 公式トップ・フッター |
| Brave | Windows・macOS・Linux | Android・iOS | 広告やトラッカーをブロックする機能を案内している。 | 公式トップ |
Firefoxではフッターに各OSへのリンクがあり、Braveでは本文に対応OSの一覧がありました。同じ項目でも、掲載されている場所はサイトごとに違います。
今回の調査で残った未確認事項
- 各OSの最低バージョン・必要なハードウェア条件:3製品で統一した確認はしていません。
- 各ページの更新日:閲覧した表示からは確認できませんでした。上の確認日を更新日の代わりにはしていません。
- 速度・電池持ち・ブロック性能:実測していません。特徴欄は公式説明の要約です。
この表で分かるのは、公式が案内している基本情報までです。「Firefoxにはタブグループがない」「Chromeにはプライバシー機能がない」といった意味ではありません。特徴欄は各サイトから一例を選んだもので、全機能の有無を比較していないためです。
実際に製品を選ぶ段階では、自分のOSバージョン、必要な拡張機能、仕事で使うサイトとの相性などに調査を絞り直します。Astraに表を作ってもらった後、人が何を追加で確かめるべきかも見えるようになります。
4. ブラウザを読めない・操作が進まないときの対処
今回起きたこと:接続経路の失敗と、読み込み直後の情報不足
実演の最初に試したCodex内蔵ブラウザへの接続は、利用可能な接続先が見つからず失敗しました。その後、MacのBraveをComputer Useで操作する経路に切り替え、公開ページを読めることを確認して進めました。これは今回の環境での結果であり、Astra全体で内蔵ブラウザが使えないという意味ではありません。
また、ページ移動の直後にはタイトルとURLだけが更新され、本文をまだ読み取れていない場面がありました。読み込み後に画面情報を取り直すと、本文を取得できました。URLが変わっただけで「読めた」と判断せず、本文の見出しや必要な項目が取得できたかまで確認するのがポイントです。
続行の指示は「できたところ」と「不足」に分ける
ここまでに確認できたURLと項目を残してください。
現在の画面で本文を読めているか、タイトルだけなのかを確認してください。
本文を取得できない場合は、その項目を未確認として報告してください。
別の公式ページで補える場合は出典を明記し、
ブラウザで確認した情報と、別の取得方法で得た情報を区別してください。人の画面では正常でも、AI側で本文を取得できない場合があります。そこで結論を埋めさせるより、読めている範囲を明らかにすると、追加作業を絞れます。何度も最初から調べ直すのを避けたいときは、Astraのトークン利用効率を上げる方法も参考にしてください。
5. 集めた情報を、自分の学習教材に変える
比較表ができたら、「何を学ぶために調べたのか」に戻ります。私のようにブログを自分の学習教材としても使いたい場合、完成した表に、判断理由と未解決の疑問を残しておくと復習に使えます。
理解を確かめるための追加依頼
今回の比較表を使って、復習用の問題を3問作ってください。
テーマは「出典の確かめ方」「未確認と非対応の違い」
「公式説明と実測の違い」にしてください。
問題を先に並べ、解答と理由はその後にまとめてください。
最後に、次回自分で確認する項目を1つだけ提案してください。例えば「ChromeのFAQにWindowsとMacしか書かれていなかった。Linuxは非対応と言えるか?」という問題なら、答えは「その情報だけでは言えない」です。今回の実演では、別の公式ページの選択肢からLinuxの案内も確認できました。作業の途中で判断が変わった理由を残すと、表の内容だけでなく調べ方を学べます。
商品比較や技術調査にも応用できる
次は対象URLを差し替え、キーボードなら配列・充電端子・接続方式、技術ツールなら対応環境・導入条件・公式ドキュメントを同じ形で集められます。自分が実際に使っている製品なら、公式仕様の表とは別に「どの場面で助かったか」「不便だったこと」を書き足すと、体験に基づく記事になります。
用途を広げたい方は、Astraの便利な使い方・ユースケース集もご覧ください。
よくある質問
ブラウザ作業はすべてComputer Useに任せるべきですか?
目的に合わせて選びます。本文の要約は検索・ページ取得、画面内のFAQやメニューの確認はComputer Use、と工程を分けられます。今回の例も、候補探しとブラウザ操作を組み合わせました。
同じ依頼文なら、毎回同じ表になりますか?
サイトの表示、利用環境、取得できる情報によって変わります。URL・比較条件・確認日を残し、結果が変わったときに原因をたどれるようにします。
操作速度やトークン節約の効果は測りましたか?
今回、手作業との時間比較やトークン使用量の測定は行っていません。確認したのは、MacのBraveで公式ページを読み、FAQやOS選択メニューを操作し、根拠を付けた表に整理できたことです。
最初は3サイトと少数の比較項目で試してみてください。完成した表に出典と不明点が残っていれば、調べた結果を使うだけでなく、後から確かめ直せる学習メモにもなります。

