Claude Haiku 5.5をClaude Codeで使う方法|切り替え・料金・Sonnet/Opusとの使い分け

小中大のAIモデルをコード作業に振り分ける概念図

Claude Haiku 5.5をClaude Codeで使うには

2026年10月8日時点。モデルの選択方法、料金の読み方、仕事ごとの選び方を一つに整理します。

Claude Haiku 5.5が登場しました。「安いならClaude Codeを全部Haikuにすればよいのか」「Sonnet 5.5とどう分けるのか」が気になるところです。結論は、まず短く範囲の狭い仕事で試し、複数ファイルをまたぐ修正や設計判断はSonnet/Opusと比較して選ぶ、です。価格差だけでは手戻りまで含む費用は決まりません。

この記事の確認範囲:発表・仕様・コマンドはAnthropicの公式資料で確認しました。筆者のローカル環境はClaude Code 2.1.220で、Haiku 5.5に必要な2.1.293より古く、かつ未ログインのため、同一課題での実測比較は掲載していません。以下の作業別評価は実験結果ではなく、公式が示す用途とタスクの性質から考えた試用順です。

まず押さえる:Haiku 5.5は何が新しいか

Anthropicは2026年10月7日、Claude Haiku 5.5を発表しました。モデルIDはclaude-haiku-5-5。高速で、要約、分類、抽出、ルーティング、小さなサブエージェント作業のように反復回数の多い処理を想定しています。コンテキスト長は最大100万トークン、最大出力は12.8万トークンで、adaptive thinkingに対応します。ただし「長い入力を入れられる」ことと「長い難題を高品質に解ける」ことは同じではありません。

Claude Codeで利用できるという案内もあります。ただし、選択可能なモデルは接続先と利用中のバージョンによって変わります。Anthropic APIではhaikuエイリアスがHaiku 5.5を指しますが、Bedrockなど一部接続先では旧世代を指す場合があるため、選択画面に表示された実際のモデル名まで確認してください。

Claude Codeで切り替える手順

  1. ターミナルでclaude --versionを実行し、2.1.293以降か確認します。古い場合はclaude updateで更新します。
  2. Claude Codeを起動し、/modelを入力して選択画面を開きます。haikuの行が何を指すか確認します。
  3. そのセッションだけ試すなら、選択画面でHaikuを選んでsを押します。通常のEnterや/model haikuは以後のセッションの既定選択として保存されるため、試用中は区別してください。
  4. 作業を一つ実行したら再び/modelで表示を確認し、必要ならSonnetへ戻します。
claude --version
claude update
# Claude Codeの対話画面で
/model

起動時だけ指定するならclaude --model haikuも使えます。選べない場合は、バージョン、契約・接続先、組織のモデル制限を順に確認します。特にhaikuという名前だけでHaiku 5.5が動いたと判断しないのが重要です。

Haiku・Sonnet・Opusをどう分けるか

作業最初に試すモデル確認すること
ログの要約、ファイルの分類、短い説明文、狭い範囲の定型修正Haiku 5.5指示どおりの範囲だけ触れたか。説明や差分を短時間で返せたか
複数ファイルのバグ修正、既存設計に合わせた実装、テスト追加Sonnet 5.5テストが通るか、既存の型・例外・命名規則に合うか
原因が不明な障害、設計のトレードオフ、長い調査や大きな変更Opus 5.5根拠と代替案を示し、変更の副作用まで調べたか

これは「Haikuではコードを書けない」という意味ではありません。小さな修正でもテストが失敗するならSonnetへ切り替え、大きな課題でも範囲を分割できるなら一部をHaikuに任せられます。モデルを変える基準は、回答の長さではなく、要件の曖昧さと失敗した場合の手戻りです。

安さを比較するときに見る数字

Anthropic APIの公開単価では、Haiku 5.5は入力が10万トークン以下のリクエストで入力100万トークンあたり0.10ドル、出力0.50ドルです。10万トークンを超える入力ではそれぞれ0.50ドル、2.50ドルになります。比較対象の通常単価はSonnet 5.5が入力2ドル/出力10ドル、Opus 5.5が入力4ドル/出力20ドルです。これらはAPI単価であり、Claude Pro/Maxの月額利用枠を1回ごとの請求額に換算したものではありません。

例として、キャッシュなし・短い入力の1回の呼び出しで入力2万、出力2千トークンなら、公開単価を単純に掛けた額はHaikuが約0.003ドル、Sonnetが約0.06ドル、Opusが約0.12ドルです。実際のClaude Codeは複数回呼び出し、ツール結果やキャッシュも関わるため、この例を作業全体の費用と見なさないでください。Haiku 4.5との比較でも、新しいトークナイザーにより同じ文章が約30%多く数えられるとの注意があります。

自分の仕事で比較するなら、この3課題をそろえる

広告的なベンチマークより、自分のリポジトリの同じ作業で比較する方が判断しやすくなります。新しいブランチや複製した作業フォルダを用意し、各モデルに同じ依頼を渡してください。

  1. 小:既存関数の名前変更と対応するテスト修正。成功条件は参照漏れゼロとテスト通過。
  2. 中:再現できる一つのバグを修正。成功条件は再現テストの追加と既存テスト通過。
  3. 大:複数ファイルにまたがる設計変更。成功条件は変更方針、互換性、失敗時の戻し方まで説明できること。

モデルごとに「完了までの時間」「人が修正した回数」「テスト結果」「実際の使用量・費用表示」を記録します。途中でモデルを切り替えた場合は、その時点も記録すると、安いモデルが本当に得だったか判断できます。本稿ではこの実測値を作っていません。

結論:最初の一手

まずClaude Codeを更新し、/modelでHaiku 5.5を選べるか確かめてください。選べたら、普段の小さな修正を一件だけ任せ、差分とテストを確認する。十分なら定型作業へ広げ、判断が増える仕事はSonnet/Opusに戻す。この順なら「新モデルだから全部移す」という迷いを避けられます。

モデル自体の変更点はSonnet 5.5の記事とOpus 5.5の記事でも確認できます。

参考資料

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