Muse Codeの使い方|インストールから最初の作業、承認モード・/goal・Claude Codeのスキル移行まで

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使い方ガイド

Muse Codeの使い方|インストールから最初の作業、承認モード・/goal・Claude Codeのスキル移行まで

Muse Codeは、Metaのターミナル向けコーディングエージェントです。この記事では料金の話はいったん置き、実際に使い始めて、毎日の作業で使いこなすまでを公式ドキュメントに沿って手順にまとめます。動いている最中に指示を差し込める操作や、会話の巻き戻し、Claude Codeからのスキル移行など、使い勝手の良い機能を中心に紹介します。

Muse Codeの使い方:全体の流れ

やることコマンド・操作
インストールmacOS・Linux:curl -fsSL https://dev.meta.ai/install.sh | sh
Windows:irm https://dev.meta.ai/install.ps1 | iex
起動プロジェクトのフォルダで muse
サインイン初回にブラウザでサインインするか、APIキーを貼り付ける
プロジェクトの説明書を作るmuse init(AGENTS.md ができる)
大きな作業を任せる/plan で計画を確認、/goal で目標を設定
スクリプトやCIで動かすmuse exec "指示"

最初から承認のしくみとOSのサンドボックスが有効になっているので、何も設定しなくても、いきなりPC全体を書き換えられる心配はありません。

インストールと最初の起動

STEP 1:インストールする

macOS・Linuxはターミナルで、WindowsはPowerShellで実行します。

# macOS・Linux
curl -fsSL https://dev.meta.ai/install.sh | sh

# Windows(PowerShell)
irm https://dev.meta.ai/install.ps1 | iex

# 入ったか確認
muse --version

スクリプトの中身を先に見たいとき

この方法は、ダウンロードしたスクリプトをそのまま実行します。会社のルールで事前確認が必要な場合は、curl -fsSL https://dev.meta.ai/install.sh -o install.sh のように保存して、中身を読んでから実行してください。Windowsでは、サンドボックスを最初に準備するときにユーザーアカウント制御(UAC)の確認が出ることがあります。普段の利用で管理者として実行する必要はありません。

STEP 2:サインインする

作業したいプロジェクトのフォルダに移動して muse を実行すると、ブラウザでサインインするか、APIキーを貼り付けるかを選べます。あとから選び直すときは、セッションの中で /login を使います。

CIなど画面のない環境では、環境変数 META_API_KEY にAPIキーを入れます。複数ある場合は、META_API_KEY、保存したキー、ブラウザのサインインの順に使われます。サインアウトは muse logout です(META_API_KEY は自分で消す必要があります)。

STEP 3:プロジェクトの説明書を作る

muse init

プロジェクトのフォルダに AGENTS.md ができます。ビルドやテストのコマンド、コードの書き方の決まりなどを書いておくと、毎回説明しなくても守ってくれます。

CLAUDE.mdもそのまま読まれます

Muse Codeは、各フォルダで AGENTS.md、CLAUDE.md、.agents/AGENTS.md、.claude/CLAUDE.md の順に探し、最初に見つかったものを読みます。Claude Codeで使っている CLAUDE.md があれば、書き直さなくても使えます。ただし、プロジェクト側のファイルが読まれるのは、そのフォルダを「信頼する」と選んだあとです。

毎日の作業で便利な操作

動いている最中に指示を足す・予約する

キー動き
Enter実行中の作業に指示を差し込む。次のステップから反映される
Alt+Enter今の作業が終わったあとに送る指示として予約する
Esc今の作業を止める(バックグラウンドのターミナルやサブエージェントは止まらない)
入力欄が空で Esc最後に予約した指示を入力欄に戻して直せる
入力欄が空で Esc を2回会話の巻き戻し(/rewind)を開く

「あ、テストも走らせて」と気づいたときに、作業を止めずに伝えられるのが便利です。急ぎでなければ Alt+Enter で予約しておけば、今の作業の邪魔をしません。

よく使うスラッシュコマンド

コマンドできること
/plan計画を作って止まる。承認してから作業に入る
/goal <目標>セッションの目標を設定。終わっていない作業があると続きを進める
/side <質問>(/btw)本筋とは別の会話を開く。Ctrl+C で戻る
/rewind前の発言まで会話を戻してやり直す
/fork今の時点から別のセッションに分ける
/compactこれまでの会話を要約して、コンテキストの空きを作る
/resume・/resume --last前のセッションを再開する
/models・/effort使うモデル・考える深さを変える
/loop 10m <指示>決まった間隔で指示を繰り返す(7日で期限切れ)
/export transcript画面の会話をテキストファイルに保存する
/help・/keymap使えるコマンド・キーの一覧

画像を見せて質問する

エラー画面のスクリーンショットなどを入力欄に貼り付けるかドロップすると、[Image #1] のような番号が付きます。「[Image #1] のエラーの原因は?」のように番号で指して質問できます。

巻き戻してもファイルは戻らない

/rewind で戻るのは会話だけです

巻き戻すと、選んだ発言より前の状態から新しいセッションが作られます。元のセッションは残っていて、/resume で開けます。ただし、エージェントが書き換えたファイルは元に戻りません。ファイルを戻したいときは、Gitなどで戻します。作業前にコミットしておくと安心です。

承認モードとサンドボックスを使い分ける

承認モード(--approval-mode)

モード動き向いている場面
on-request(初期設定)安全なコマンドはサンドボックスの中で実行し、危ないものや外部を実行するものだけ確認するふだんの作業
untrusted許可ルールに当てはまらないコマンドはすべて確認する(ワークスペース内のファイルの読み書きは確認なし)初めて触るリポジトリ
never何も確認しない。サンドボックスだけで守る使い捨ての環境での自動実行

確認が出たときは「今回だけ許可」「このワークスペースでは常に許可」「拒否」から選べます。「常に許可」はコマンドの先頭部分ごとに保存されますが、python・bash・node のように何でも実行できるコマンドは、まとめて許可できないようになっています。

サンドボックスで書き込める範囲

macOS・Linux・Windowsのどれでも、書き込めるのは作業中のフォルダと一時フォルダだけで、それ以外は読み取り専用です。作業中のフォルダの中でも、.git・.muse・.agents は書き換えられません。ネットワークは初期設定(proxy-only)では、接続先ごとに確認が出ます。

--yolo は使い捨ての環境だけで

--yolo は承認とサンドボックスの両方を外し、ワークスペースも信頼済みにします。公式ドキュメントでは、使い捨てのCIコンテナなど、隔離された環境だけで使うよう注意しています。他人のプルリクエストを動かすときは、そのリポジトリの AGENTS.md やスキルに悪意のある指示が入っている可能性があるためです。

Claude Codeから乗り換える・併用するときのコツ

スキルを取り込む

# Claude Codeのスキルを取り込む(Codexからは --from codex)
muse skills import --from claude

# 入っているスキルを確認
muse skills list

プロジェクト用のスキルは .agents/skills/<スキル名>/SKILL.md に置きます。Claude Codeと同じ SKILL.md の形なので、作ったスキルを使い回しやすくなっています。

MCPサーバーをつなぐ

設定ファイル ~/.config/muse/settings.json の mcp_servers に書きます。設定ファイルには "schema_version": 1 が必要です。

{
  "schema_version": 1,
  "mcp_servers": {
    "my-tools": { "transport": "stdio", "command": "my-mcp-server", "args": [] }
  }
}

MCPのツールはサンドボックスの外で動きます。信頼できるサーバーだけをつないでください。

Hooksで決まった処理を挟む

プロジェクトの .muse/hooks.json に、PreToolUse・PostToolUse・Stop などのタイミングで動かすコマンドを書けます。Hooksもサンドボックスの外で動くので、中身を読んだコマンドだけを登録します。

スクリプトやCIで動かす(muse exec)

# 1つの指示を最後まで実行して終わる
muse exec "CHANGELOGを最新リリースに合わせて更新し、テストを実行して"

# 指示をファイルから読む/結果をJSONLで受け取る
muse exec --prompt-file ./task.txt
muse exec --json "認証モジュールを整理してテストを実行して"
  • --max-model-steps で手数の上限を決めておくと、行き詰まったときに延々と回り続けません
  • 終了コードは、完了が 0、失敗・中断が 1、使い方の誤りが 2 です
  • 公式ドキュメントは「0 で終わっても作業が正しいとは限らない」としています。合否は自分のテストコマンドで判定します
  • Linuxのサンドボックスにはbubblewrapが必要です。動かない環境では、サンドボックス内のコマンドが失敗します

よくある質問

Q. 大きな作業を並列で進められますか?

「ワークフロー」機能で、複数の子エージェントを並列や段階的に動かせます。同時に動くのは最大16、1回のワークフローで最大1,000回までです。ただし、この機能は入っているビルドと段階的な提供状況によって使えないことがあり、公式ドキュメントでは、Apple Silicon向けの公開版macOSパッケージには含まれていないと書かれています。/workflows が出てこなければ、まだ使えない環境です。

Q. 音声で指示できますか?

Alt+V(macOSは option+V)で音声入力を始められます。macOSでは初期設定でオン、Linuxではオフ、Windowsでは使えません。

Q. 使った量はどこで確認できますか?

API利用の場合はMeta Model APIのUsage画面で、サブスクリプションの場合は muse usage コマンドで残りの量を確認できます(バージョン1.4.13で追加)。料金プランの比較はMuse Codeの解説記事にまとめています。

Q. 会話の履歴はずっと残りますか?

初期設定では削除されません。設定ファイルで session_retention_days を指定すると、使っていないセッションを指定した日数で消せます(macOSとLinuxのみ)。

まとめ

  • インストールして、プロジェクトのフォルダで muse。muse init で AGENTS.md を作る(CLAUDE.md も読まれる)
  • 実行中の指示の追加は Enter、予約は Alt+Enter、止めるのは Esc
  • 大きな作業は /plan で計画を確認し、/goal で最後まで進めさせる
  • /rewind で戻るのは会話だけ。ファイルはGitで戻す
  • 承認モードは初期設定の on-request が基本。--yolo は使い捨ての環境だけ
  • Claude Codeのスキルは muse skills import --from claude で取り込める

今日できる最初の一歩として、練習用のリポジトリで muse init を実行し、/plan で小さな修正を1つ頼んでみてください。

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